自分の遺言を書いてみた

普段は仕事で「遺言を書いておいたほうがいいですよ」などと人には勧めていますけど、よく考えたら自分の遺言を書いたことはありませんでした。今までは自分の死がまだ先のことだと受け止めていたからでしょうね。

でも、人間はいつ死んでもおかしくありません。今日、帰宅途中に事故に遭って死ぬかもしれません。突然くも膜下出血で倒れてそのまま死んでしまうかもしれません。こうしてボーッとしている間にも確実に寿命は縮まっています。

私も気が付けばもう50代半ばなので、今すぐ死んでもいいように、自分の遺言を書いてみました。

私の場合は大した財産はないので妻や子が遺産分割でもめることはないと思いますが、相続手続がしやすいように遺言を残しておく価値はあります。

自分の遺言を書いていると、嫌でも自分の死を意識することになります。「自分の死について考えることは、どう生きるかを考えることと同じだ」という言葉をどこかで聞いたことがあります。本当に生と死は表裏一体だと実感できます。

遺言というものは、ただ単に遺産の分配方法について書くだけではありません。何を書いてもいいのです。

最近は、付言事項といって、家族に対するメッセージを残す遺言も増えてきました。

相続手続の依頼で預かった遺言書に「楽しい家族に恵まれて、本当に幸せな人生でした。みんなありがとう。」といったメッセージが書いてあると、思わずウルッとしてしまいます。

遺言はいつでも書き直せます。若いうちから遺言を書いておくということがもっと広まっていけばいいと思います。皆さんも書いてみてはいかがでしょうか。

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